ミラノ本店のオーナー&シェフ、エツィオ・サンティンはミラノ生まれのミラノ育ちで、生粋のミラネーゼです。かつては、ミラノ市内に食品やワイン類を商うガストロノミア(食料品店)を営んでおり、その頃に各地の名店を食べ歩いて磨いた舌と、自宅で友人を招き振舞った手料理の腕をベースに、1976年にカッシネッタ・ディ・ルガニャーノ村の橋のたもとに立つ古い旅籠(=店名)を買い取り改修し、念願の店を開きました。当時は既に39歳。料理人としては異例の遅い出発ではございますが花開いたのです。当初サンティンは古典的なロンバルディア料理をベースとしていましたが、それのみに満足することはなく、探究熱心が嵩じてフランスに渡り、フランス料理のプレゼンテーションを学びました。 その後にイタリア各地の旬の食材を用い地方料理の伝統を根底におきながらも独創性に富み繊細にして上品かつ優美な『アンティカ・オステリア・デル・ポンテ』の料理を誕生させました。 そして1990年に最も権威あるフランスの食味評論誌が数多ある店の中から選りすぐりイタリアで2番目に三ツ星を与え、エツィオ・サンティンの名は世界に響くこととなりました。 2002年、東京・丸の内地域リニューアル化の一端を担い、36階建ての新しい丸の内ビルディング(通称=丸ビル)がオープンしその最上階の一角に「最初で最後の支店」という言葉と共に『アンティカ・オステリア・デル・ポンテ』がオープンいたしました。
是非とも皆様のご来店をお待ち申し上げております。